ニューヨーク —
堤麗斗は金曜夜のプロデビュー戦で、トゥルキ・アラルシクが彼のファンに親しまれるスタイルを気に入った理由を示す。
22歳の日本人フェザー級プロスペクトである堤麗斗は、タイムズスクエアで行われたザ・リング・マガジン主催の屋外興行「FATAL FURY: City of the Wolves」において、自身の見せ場となるはずだった試合で、粘り強いサウスポーと対戦して、予想以上に競った内容となる。
堤麗斗はレヴェイル・ウィッティントンを第2ラウンドと第3ラウンドにそれぞれ一度ずつぐらつかせ、6ラウンドのスーパーフェザー級戦を判定で勝利する。
ジャッジのジョン・マカイとロビン・テイラーはともに60-54で堤麗斗の完封勝ちと採点。ロバート・ペレスはシカゴ出身のウィッティントンにやや好意的で、58-56でツツミの勝ちと採点する。
サウスポーの堤麗斗(1勝0敗)は、試合を通じて狙い続けたノックアウトを第6ラウンドで追求し、ウィッティントンの頭部とボディに強打を連打する。しかし、ウィッティントンは耐え抜き、ドラフトキングスで30対1の圧倒的有利とされた試合で最後のゴングまで立ち続ける。
堤麗斗は第5ラウンド開始40秒、ウィッティントンをロープへ押し込んで頭部に連打を浴びせる。しかし、ウィッティントンはそのラウンド後半に効果的なカウンターを返し、第2ラウンドと第3ラウンドのようなダメージを避ける。
ウィッティントンは第4ラウンド、堤麗斗のボディと頭部への打撃をよく耐える。
第6ラウンド残り45秒を切ったところで、ウィッティントンのストレート左が堤麗斗の動きを止める。第3ラウンド残り1分15秒、堤麗斗の左がウィッティントンのこめかみをとらえ、彼をぐらつかせる。
第2ラウンドでは、ウィッティントンが接近戦でショートブローを使って堤麗斗を押し返そうと試みる。しかし、その力は足りず、堤麗斗の攻勢を止めることはできない。
第2ラウンド、堤麗斗のオーバーハンドの左がウィッティントンをロープにぐらつかせながら押し込む。この一撃は本来ノックダウンと見なされるべきだったが、ロープに支えられてダウンを免れたウィッティントンに対し、フィッチはダウンを宣告しなかった。
第1ラウンド、堤麗斗は序盤からウィッティントンのボディを激しく攻める。ウィッティントンはジャブで距離を取ろうとするが、堤麗斗は3分間前に出続け、頭部とボディに力強い打撃を放つ。
ゴング開始直後、堤麗斗は防御をあまり意識していなかったが、ウィッティントンがヒットさせたパンチで彼を動揺させることはできなかった。
Keith Idec はザ・リング・マガジンの上級記者兼コラムニストである。X(旧Twitter)では
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