ニューヨーク州アスレチック・コミッションは、
6か月前にニューヨークで行ったヴィト・ミエルニッキ・ジュニアとの10回戦マジョリティードロー後にドーピング検査で陽性反応が出たため、ミドル級コンテンダーのコナー・コイルを無期限の出場停止処分にする。
北アイルランド出身の
コイル(21勝0敗、9KO、1ノーコンテスト)は、2月14日にマディソン・スクエア・ガーデンのシアターで行われたESPN中継の
ミエルニッキ(21勝1敗、12KO、1ノーコンテスト)戦以来試合をしていない。彼には非公表の罰金も科され、試合結果もノーコンテストに変更される。
ザ・リングは、この記事が掲載される時点までにコイルの体内から検出された禁止物質が何であるかを確認できなかった。ミエルニッキ陣営には、NYSACの調査結果に基づく長期の調査を経て、月曜日にコイルの出場停止処分が通知された。
「彼は恥を知るべきだ」 と、ヴィト・ミエルニッキ・ジュニアの父でありマネージャーのヴィト・ミエルニッキ・シニアはザ・リングに語る。
「これはスポーツにとって嫌悪すべきことだ。本来ならノーコンテストではなく勝ちに変更すべきだ。\[コイル]は戦績に敗北を記録されるべきだ。そして、どうしてまた試合をすることが許されるのか?」
NYSACのエグゼクティブ・ディレクターであるマット・デラグリオは、ザ・リングからの取材に対しコメントを控えた。
35歳のコイルと23歳のミエルニッキの試合は、ジャッジのケン・エッゾとケビン・モーガンが95-95で引き分けと採点したため、マジョリティードローとなった。トム・カルソーネは96-94でミエルニッキの勝ちと採点した。
フロリダに居住し練習を積むコイルは、この試合にWBAミドル級3位のコンテンダーとして臨んだ。
一方、ミエルニッキはプロキャリアの最初の5年半をウェルター級とスーパーウェルター級で戦った後、コイル戦でミドル級デビューを果たした。彼は現在、カザフスタンのサウスポー王者ジャニベク・アリムハヌリ(17勝0敗、12KO)に挑むWBOミドル級ランキング7位に位置している。
Keith Idec はザ・リングの上級ライター兼コラムニストである。Xでは @idecboxing で連絡できる。